自分を受け入れるために切り分けること

中谷英貴です。 生きづらさや行き詰まり感を感じている私たちに 最も必要なことは、 切り離し、遠ざけ、見失っていた自分を受け入れ、 寄り添うことです。 時に癒し、 時に律し、 時に遊び、 時に挑戦し、 それぞれの自分たちを まあお互い変なところもある…

私たちの居たい場所

中谷英貴です。 私たちがいる場所は、 基本的に私たち自身が選択しています。 私たちは流れと選択によって自ら “そこ”に居ます。 でも、時に、 義務とか、 選択肢がないとか、 世間体とか、 そんなことが “そこ”に居る理由になっていたりします。 人は完璧で…

その素敵な感覚感情が今この瞬間も共存できますように

中谷英貴です。 今を生きられるといい、 でもなかなかできないことが多い、 だから過去や未来をむやみに遠ざけるのではなく、 ことに過去についてはしっかりと向き合っていこう。 そう何度か話をした記憶があります。 逆説的ですが、 そうはいってもやっぱり…

それが自分のためにもなるように

中谷英貴です。 何でもかんでも自分ファーストというのはよろしくないけれど、 かといって、 滅私奉公、 自分を殺して相手を生かすことは、 実は“それ以上に”良くないことだと 私は考えています。 大切な、 家族のため、 妻(夫)のため、 子供のため、 彼(彼…

一挙手一投足への感じ方の変化

中谷英貴です。 自己批判が自分を押し潰すほどに強いときは、 何をしていてもつらい。 これはかつての自分を思い出すに… いえ、今も時に陥る現実を振り返っても そう思います。 一歩足を前に踏み出す行為も、 立ち上がることも、 人と視線を合わせることも、…

働く話

中谷英貴です。 好きなことを仕事にすれば、夢が叶えられる。 結構耳にする言葉のように思います。 皆さんはいかがでしょう。 個人的なことを言えば、 そういう側面は確かにあるとは思います。 心理カウンセリングを学び、 資格を取ってからあらためて サラ…

頑張って成功すること、力を抜くこと

中谷英貴です。 第二次大戦後に生まれたほとんどの人は、 頑張れば成功する、という思想を植え付けられて 育っています。 そんなの嘘っぱちだよ、と 斜に構えているような人でさえ、 うまくいかない本当の理由は自分の中にあって、 だから実は結構な割合で自…

成長・変化の前に知っておきたいこと

中谷英貴です。 成長、変化。 日常がどうにもうまく回らず、 あるいは、自分以外の何かのせいにできない時に、 変わりたいと切に願うときに、 自らの成長、変化を切望します。 成長とか変化という言葉を聞いてイメージすること。 のぼること、 上がること、 …

父の記憶2 - みんな本当の自分

中谷英貴です。 昨日、父のことに触れました。 私たち子どもに、 「お前たちがいるから、自由に生きられない」 と出てきた言葉に、胸が痛んだことを思い出した、 というお話です。 このとき父は、自分の生き方に不満だった。 それを私たちに転嫁しようとして…

父の記憶

中谷英貴です。 こんな人生は本当の自分の人生じゃない。 そう思われる方、どのくらいおられるでしょうか。 子供の頃、父から言われたことがあります。 お前たち(子供)がいるから、自分が自由に生きられない。 子供心にぼんやりと哀しみを感じた記憶がありま…

怒ったり泣いたり笑ったり。。。感情を大切にするということ。

中谷英貴です。 感情は、心の新陳代謝の一機能です。 感情というより、情動ですね。 感情が湧き上がること。 湧き上がった感情をきちんと感じること。 感じた感情を認めて適切に対応すること。 この3つがそろって、心の新陳代謝が促されます。 どこかが滞っ…

多様性のある生き方と私たちの居場所

中谷英貴です。 多様性(ダイバーシティ)は 世界のテーゼのように言われていて それが正しいかどうかはともかく、 いろんな人がいた方がいいというのは、 多くの方のコミットするところだと思います。 好きなこと、得意なこと、自分の特性を生かして生きる。 …

体の感覚をフルに使って感じよう

中谷英貴です。 第六感、直感、縁、運。 誰に何を言われて続けているわけでもなく、 あなたがこの場所を訪れたのは、 理屈ではなく、そんな感覚だったと思います。 (適当という話もありますが…(笑)) 私たちの体に宿る感覚には、 私たちが知りえないほど大き…

理屈はいつも回り続けるから最初だけにしておこう

中谷英貴です。 直感。本能。感性。 理系出身のせいか、 何でもかんでも理屈で 物事を割り切っていた時期があります。 今にして思えば、 お粗末なことだったと思います。 理屈で考えることは 全く悪いことではありません。 しかし、理屈とは論理、 つまりデ…

本当の自分じゃなくて、生きていたい自分と世界を見つけにいこう

中谷英貴です。 巷で言われ続けている、 本当の自分と出会うこと。 この言葉が、結果として 良くなりたい人々を 混乱させてしまっているような気がします。 どんな自分も本当の自分ではないでしょうか。 今の自分は、嘘の自分…ではありません。 “こんな生き…

本当のほんとうの本音なの?

中谷英貴です。 自分というものをして、 玉ねぎの皮をむき続けるようなものだ、 と言った精神科医がいました。 自分というものを掘り下げていくと いくつも幾重にも再現なく、 自分というものがあらわれてくる という意味だそうです。 この話を聞いて即座に …

私たちは自分の想いを体現して生きている

中谷英貴です。 自分の意志を超えたもの。 世の中の理屈を超えたもの。 大きな流れに身をゆだねること。 私たち人間の頭で考えたり、 推測・予測したりすることには 当たり前だけど限界がある。 だから、宗教でも何でもいいのだけど、 人知を超えた存在と自…

引きこもることの考察

中谷英貴です。 8050から9060に移ろうとしている 引きこもった人々と親御さんの関係。 公的私的機関による対応が行われて久しいですが、 減少する気配はありません。 40歳を境に、それぞれ50万人以上。 特に40歳以上は60万人を超えるというデータもあります…

自分の中の多様な自分とともに生きよう

中谷英貴です。 不安や哀しみや怒りに“包まれる”と、 幸せや愛しさを感じることができません。 不安や悲しみや怒りといっても、 “包まれる”ようなそれとなると、 単なる不安と言うより心配事であるか、 抑うつであることが多いかもしれません。 同じように、…

その結果に至る『自分にあった』アプローチを知ることが大切だ

中谷英貴です。 私がカウンセリングを受けていた昔、 いくつかの機関を掛け持って 通っていた時期がありました。 その中には、 ミーティングをやっている 医療機関に潜り込んだりしていたこともあって、 “専門家”の方々の話をよく聞いていました。 結果から…

かけがえのない自分を生き続けることが、好きと幸せを根付かせる

中谷英貴です。 大好きな家族がなくなってしまった。 大切な肉親が自ら逝ってしまった。 その間に自分もまた、随分殺伐としてしまった。 そんな状態だった私が持ち直しかけた頃、よく聞いた言葉。 好きなことをしよう。 楽しいことをしよう。 自分が幸せを感…

残念だけど、誰かのせいじゃないことを、正面から受け止めよう

中谷英貴です。 私たちは他者の影響を受けて、 私たちになっています。 少なくともそういう部分がある。 他者とは、 親であり、 兄弟姉妹であり、 子供であり、 先生や友人であり、 会社の同僚や 隣近所の知人であり…。 冗談だと思うかもしれないけれど、 本…

働き方が変化を続けている世界

中谷英貴です。 個が個のままで働いてつながることが 容易に実現する世界が到来している。 良いことかどうか、という話ではない。 資本主義社会の到来は、 衣食住を行き渡らせる生産方法を提供した。 適切な分配がうまくいってないから、 貧富はあるけれど、…

企業に安定を求める限界と自分に合った働き方

中谷英貴です。 仕事は時代とともに変化します。 よく言われるように、 10年後には消えてなくなる仕事もあれば、 今は影も形もなかった仕事ができていることもある時代。 働き方も同じ。 大きな会社に入って 良い給与をもらって ホワイトな環境で 安定して …

心と体と仕事・働き方の選択

中谷英貴です。 働く理由は、生活のためだ。 そう言われたとき、反論できる人が どれだけいるでしょう。 必要な対価を効率良く得るため、 今の仕事をしています。 好きでもなければ、楽しいわけでもないけれど、 そんな理由で今の仕事をしている。 そういう…

必要なものは与えられている

中谷英貴です。 私たちは、常にルールの中にある。 会社や法律や条令のような 公的な、あるいはそれに準じるルール。 学校や仲間内や道徳のような、 ある種の不文律的な要素を含むルール。 ルールが、自由や楽しみ、幸せを妨げていると 感じている人がいる。…

それでOK

中谷英貴です。 本当は、ずっと元気なんてなかった。 心に鞭を打って一生懸命働いて、 皆と笑って、 ほんとはどうでもいいことで怒りまくって、 決して自分を誤魔化してるわけじゃなくて、 でも、ほんとは元気なかった。 働いても、 怒っても、 笑ってもいい…

にだってなれる!?かもしれないけれど、それは幸せとは別の話

中谷英貴です。 100点満点の自分を生きられると考えている人は 少ないはず。 理想の自分で居続けられるという人は まずいないと思う。 たいていは、 傷ついたり、 躓いたり、 凹んだり、 しながら、誰もが生きている。 それでも、 うまくいかないことが続い…

不幸の輪から抜け出る時

中谷英貴です。 自分の感じ方は、そのまま他者や社会の受け止め方になる。 自分が不幸だと嘆いてばかりいると、 人を非難の目で見るようになってしまう。 社会を歪んで受け止めるようになってしまう。 善意を悪に、 下心をスマートな人に、 錯覚して捉えてし…

戻らない時の中には、かけがえのない自分を生きる原動力が眠っている。

中谷英貴です。 私たちは過去を持っている。 例外はない。 過去が、というより、 過去の受け止め方、 解釈が今を決めている。 その集積の上に未来が作られる。 だから矛盾するようだが、 今に生きたい、 でもできない、 というなら、 過去の受け止め方、解釈…