不幸の輪から抜け出る時

中谷英貴です。

 自分の感じ方は、そのまま他者や社会の受け止め方になる。

 自分が不幸だと嘆いてばかりいると、
 人を非難の目で見るようになってしまう。
 社会を歪んで受け止めるようになってしまう。
 善意を悪に、
 下心をスマートな人に、
 錯覚して捉えてしまうようになる。

 挙句の果てに、
 不必要なプライドで自分を苦しめるようになる。

 だから、自分が変化する必要が説かれている。

 不幸を手放せないのは、
 そこに譲れない感情があるからなのだろう。

 でも、不幸を手放さないが故に、
 譲れない感情を他の誰かに認めてもらおうとしている。

 認めるのはまず自分だ。
 そこに気づくと、譲れない感情を受け止めるはずのスペースに、
 不幸を住まわせてしまっていることにも思いが至る。

 変化が始まるときだ。
 
 お読みいただきありがとうございました。