働き方が変化を続けている世界

中谷英貴です。

 個が個のままで働いてつながることが
 容易に実現する世界が到来している。
 良いことかどうか、という話ではない。

 資本主義社会の到来は、
 衣食住を行き渡らせる生産方法を提供した。
 適切な分配がうまくいってないから、
 貧富はあるけれど、
 量としては十分行き渡るだけの方法を
 手に入れた。

 食べていくためにしなければならないことと、
 世の中の評価に惑わされることは
 当たり前だけど違う。
 同じ働くにしても、
 自分という個体、
 家族という種の集まりを守るために
 働いていることと、
 自分の評価を求めることは違う。

 サラリーマン率が8割を超える私たちの国で、
 働き方の選択肢が増えることは
 悪いことではないと思う。

 文明開化から150年余り。
 働き方は変化を続けている。
 新しいもの、新しい在り方、新しい関係に
 つい飲み込まれそうになるけれど、
 この150年の変化を振り返ってみることで、
 どこかにこれからを選択するヒントがないものかな。

 お読みいただきありがとうございました。