自分を被害者にしてるうちは世界はかわらない

中谷英貴です。 随分昔に詠んだ歌です。 我こそは、 あ~、我こそは、 正義の被害者なり~。 我にたてつきせしものぉーっ、 許すまじぃー 念頭には、母親のことがありました。 晩年になって再会するまでの母は、 自らの生い立ちや夫との関係、 自分も加担し…

敵なんていない

中谷英貴です。 自分がなぜそんなに苦しいのか、 その本質的な理由がわかっていないと、 原因を明後日の方向に求めてしまいます。 原家族が離散した頃、 働くことが苦痛で仕方がありませんでした。 父の自死の後は、 仕事や働いている人々に怒りを覚えていま…

お祭り屋台の裏側に感じた大人の事情

中谷英貴です。 子供の頃の話です。 父は某メーカーに勤めていたのですが、 その会社が年に一回、 地元との親交を兼ねて 夏まつりを開催していました。 私のように、 その会社に勤める親を持つ子供たちは、 いち早く開催日を知ることができ、 その夜が来ると…

道端の雑草に思うこと:自分を心の底から慰めよう

中谷英貴です。 雑草。 気に留めたことありますか? 雑草という草はないとは、 昭和天皇が侍従の方におっしゃられていた言葉だそうです。 そう本来、雑草というのはなくて、 それぞれの名前の付いた、 あるいはまだ名前の付されていないけれども 固有の種の…

本心がレントゲンに写ればいいのに

中谷英貴です。 レントゲンは、X線という とても短い波長域の電磁波を物体に照射して、 その内部を観測する手法です。 私たちが視認できる可視光領域より ずっと短い波長領域の電磁波(光も電磁波)で、 それと反対側にあるのが赤外領域です。 X線の波長の短さ…

何を学べば安心できるのだろう。

中谷英貴です。 今の時代は、多くの方が“勉強”しています。 資格を取ろうと日々勤しむ社会人の方も多い。 私の親の時代には、 あまり見られなかった光景が 一般的になったとも言えます。 私たちは、自分でも意外なほどに 時代の流れを察知します。 昔より今…

自分の見え方を自分で気にしてもあてにはならないけど…

中谷英貴です。 若い頃は他者の目が特に気になって、 どう思われているのかを推測して行動することがあったな と思います。 …と書き出して、 いやいや、今だってそうかなと思いなおしました。 …と書いてみて、 ちょっと待った、それって自分だけじゃないよな…

人生のステージが変わってつきあう人が変わる、を読み違えないように

中谷英貴です。 人生のステージが“あがる”と、 つきあう人が変わります、 あるいは 付き合い方が変わります、 そういう言葉を聞いたことがある方もいるかと思います。 スピリチュアルな表現なので、 眉唾になってしまう方もおられるかもしれません。 “あがる…

何が自分にとっての優しさか理解できると、他者との関係が変化する。

中谷英貴です。 優しさとか癒しはとても大切です。 でもなかなかうまく使いこなせない。 使いこなす、というより、 丁寧にそして親身に与え、受取り、また紡ぐ、 そういった性質のものなのかな。 癒しについては以前に述べたので 優しさについてふれてみます…

大切なことを見失わない1年にしたい

中谷英貴です。 あけましておめでとうございます。 昨年は、コロナに翻弄された一念だったという方、多いと思います。 でも、もしかすると今年はもっと…。 いえ、中には コロナに翻弄されるほど、社会とつながっていられなかった、 という方もおられるかもし…

言葉に固定されないようにしよう

中谷英貴です。 私たちは日々変化しています。 良い方向への変化、悪い方向への変化、 良いと思っている方向への変化、悪いと思っている方向への変化 自分で自分を肯定できていたり、 自分がそれなりにうまくやっていると思えていたり、 この先もなんとかな…

“何もの”にでもなっていいという勘違い

中谷英貴です。 先日も記載した、“何もの”にでもなれるとこと。 “何もの”にでもなれる、ではないですよね。 “何もの”にでもなる権利はあるのかもしれないけれど、 やっぱりそこには自ずと制限がある。 “何もの”かにはなりたい、ということであれば そうかも…

いつかこの世からいなくなる。

中谷英貴です。 先日、お坊さんの話を聞く機会がありました。 死の話です。 いくつになっても、それこそ70代になっても80代になっても 肯定的に諦念として死を受け入れている人は ほとんどいない、ということです。 芥川賞作品「おらおらでひとりいぐも」の…

自分が生きやすい社会との距離の取り方を考えよう

中谷英貴です。 自由な社会 平等な社会 頑張れば何にでもなれる そう教育されてきて、 何者にもなれている気がしない自分に 失望していた時期があります。 自由平等な社会の中で皆が頑張れば 圧倒的多数の敗者と少数の勝者に振り分けられて、 しかも勝者でさ…

ある日の鏡の中にあらわれた疲弊した能面面

中谷英貴です。 原家族の混乱の真っただ中にいて、 自分のペースを取り戻すずっと前のことでした。 まだ20代の半ばくらいの頃ですね。 そんな状態の時でも、 出かけざるを得ないときには鏡を見るくらいのことは 何とかしていました。 四角いフレームの中に覗…

パラドキシカルな問題はパラドキシカルな発想で解決する

中谷英貴です。 私たちが傍から見て、 歪んだ生き方、 嫌な生き方、 おかしな生き方 をしている人であっても、 他の人々と同じように、 自分が苦しんだり傷ついたりしたことを避け、 自分が楽しかったり喜んだりしたことを得られるように、 自分自身を変えて…

感情と思考のギャップを埋める生き方・働き方を見つけよう

中谷英貴です。 言葉と行動と感情がつながるといい 本当にそう思います、 言葉と行動と思考がつながるといい 本当にそう思います。 感情と思考は時に矛盾します。 矛盾というより、ギャップがあると言った方がいいかな。 感動しながら、なぜか躊躇して動けず…

働く時こそ、感情を守り、自らを受容することが大切

中谷英貴です。 許可とか、評価とか、合否とか 社会の中で与えられる言葉は 良かれあしかれ、何らかの組織の理屈に基づいています。 会社などはその典型ですよね。 日本は8割以上の労働者がサラリーマンとして 雇用されている社会で、 そう言う意味ではそれ…

仲間を作ること

中谷英貴です。 年齢を重ねるにつれて、 子供の頃や学生の頃にはいた友達の数が 減っていく人が多いと思います。 父を振り返っても、 若い頃は我が家に父の友人の おじさんたち(と言っても今の私よりも若いですが)が 遊びに来て、 一緒に行った釣りの話や、 …

好きなことよりも、楽しいことよりも大切な自己受容

中谷英貴です。 好きなことをやってみよう 楽しいことをやってみよう 自分が望むことを探して試してみよう 可能なら、それを新しい仕事のきっかけにしよう ふさぎ込んでいたり、 日々の仕事や生活に行き詰っている方が 自分を変えようとして 出会う言葉だと…

私たちは自らの働きかけによって確実に変化していくことができる

中谷英貴です。 私たちは、無意識に従って生きています。 それらは昔は、 宗教的、哲学的、伝統的、道徳的に 言い伝えられていたようなことですが、 今は脳科学的に裏付けられています。 小手先の働きかけで人生が好転しない時には、 そこに目を向けることが…

体は生きている。体に宿る心も生きている。

中谷英貴です。 原家族の離散と肉親の自死は、 世の中に対する多大な不信を植え付けた。 世の中に対する、とは勝手な言い分であることは 重々承知していて、 今にして思えば、 そう思い込んでいないと 自分の出自への不信が募りつくし、 最後は自分の存在を…

その感情はあなた守ってくれたもの

中谷英貴です。 自分を追い詰めてしまうような感情、 人を責め、腹を立てる感情、 それも、元をたどれば、 今ではなく、 過去にもどつく感情。 自分も、 相手も、 肉親や伴侶や恋人や親友などの大切な人々をも 滅ぼしてしまいかねない感情。 原家族が崩れて…

未来を引き寄せるのは自分の生き方そのもの

中谷英貴です。 原家族が離散し、苦しんでいた頃、 なぜこんなことになってしまったのだろうと よく考え込んでいた時期がありました。 父母の仲はよくありませんでしたが、 父は毎日働いていて、食べるに困ることはなかったし、 母は、子供が帰るときはいつ…

夢に出てきた風景が混乱を乗り越えるきっかけの一つになった

中谷英貴です。 何かに追い詰められているように感じていた頃、 毎晩のように同じ夢を見ました。 海の夢です。 追い詰められるといっても、 具体的に何かに追い詰められているわけではないのに、 なぜだろう、そう思い続けながら ずっと苦しいと感じていまし…

何ができただろう

中谷英貴です。 父母が憎しみをぶつけるような衝突を繰り返していた頃 互いにやっていたことは いかに自分が正しいか、 いかに相手が間違っているか という自己主張でした。 当時は、特別ひどいことをしているように思っていました。 人にもよるのでしょうが…

楽しく働くことは時代からも求められている

中谷英貴です。 頑張ることが必ずしも奨励されなくなった今の時代。 でも、頑張ることが必要な時はもちろんあると思います。 ただ、頑張ること=自分や他者をムチ打つ行為になることが 結果として頑張った以外の領域に 良くない影響をもたらすのであれば、 …

根底にある想いを明確にしよう

中谷英貴です。 自分とのつながり方 社会とのつながり方 働き方・仕事 この3つについて 自分なりに納得できているかは、 私たちがどんな人生を送るにせよ、 大きく関係してきます。 これら3つは相互にも関係しあっていて、 多くの場合、そのどれかについて …

世の中は私たちの必要な情報であふれている

中谷英貴です。 意識し続けると情報が入ってくる、なんて言われます。 確かにそうかもしれない。 私は車を運転するので、 よくとおる道のガソリンスタンドは 必ず目に入ってきます。 車を運転しない人にとっては 対した情報ではないですよね。 本と縁がない…

客観視するな!

中谷英貴です。 客観性。 冷静さとか、クールさとか、俯瞰するとか、 そんなニュアンスとも重なるワードだと思います。 実践できればいいと、 誰もがどこかで感じていて、 でも、意外になかなかうまくできない。 客観性に優れた人を思い浮かべようとすると、…