人生のステージが変わってつきあう人が変わる、を読み違えないように

中谷英貴です。

 人生のステージが“あがる”と、
 つきあう人が変わります、
 あるいは
 付き合い方が変わります、
 そういう言葉を聞いたことがある方もいるかと思います。
 スピリチュアルな表現なので、
 眉唾になってしまう方もおられるかもしれません。

 “あがる”、というのは、
 もう少し別の表現がないものかと思いますが、
 自分の納得する生き方を体現する方向へ近づく、
 とでもいう意味だと受け止めています。

 で、
 これを微妙に言葉を入れ替えて受け止め、
 本末転倒的に実践する人がいます。

 付き合う人を変えることで、
 人生のステージが自分の望む方向に変化する、と。

 …。

 そうじゃないです。
 結果としてそうなる場合もあるけれど、
 でも、それは別の理由があるのであって、
 そうじゃないです。

 数学・論理学的に証明していもいいけど、
 それはとりあえずおいておきます。

 その人なりの問題があって、
 それに対する洞察が進んで、
 自分の世界観が変化することによって、
 馬が合ったり、
 惹かれあったり、
 協力を求めたり、
 相談されたり、
 する人が変わるのであって、
 それ以上でもそれ以下でもありません。

 つながる人を変えようが、
 つながり方を変えようが、
 その根底にある自分の在り方、受け止め方が変わらない限り、
 人を変えて、
 場所を変えて、
 'てにをは’だけが変わって
 同じことがおきます。

 周囲の人や物事を変えようとしても
 何も変わりません。
 自分が疲弊するだけです。
 それに気づかないと、
 今度は感情を害するようになります。

 自己受容、自分を受け入れることが最初です。
 その時には、上述のことをして、
 またやってしまっている自分というのも
 一緒に受け入れてあげてください。

 お読みいただきありがとうございました。