あざ笑うな!でも滑稽だけど

中谷英貴です。

 必死になって何かをしているとき、
 人から嘲笑われても、
 それほど傷つかないのが
 自分の性格のようです。
 何か目的があって、動いているので、
 そんな時は一目は特にどうでもいい。

 ただ、迷っていて
 とにかく街を歩き回っていた時期があって、
 その時は本当に実際何をするわけでもなく、
 歩き続けることで何とか
 不安と言うより恐怖をやり過ごそうと
 していました。

 それを茶化されたりすると、
 なんだかとても腹立たしかった。

 時々書いていますが、
 原家族が離散したとき、
 なぜここまで苦しいのか、
 身も心も分裂してしまいそうになるのか
 なった句理解できず、
 自分の置かれている状況がわからず
 それをするとどうにかなるというわけではなくm、
 ただ必死になって歩くのです。

 …今振り返ると、
 確かに、
 何だかおかしくて、ちょっと笑えます。
 嘲笑うことはないけれど、
 そこまで怯えなくてもいいんだよと
 あの時の彼に、伝えたい。

 大切な過去の自分をそんな微笑みで
 包んであげたいと思う。

 四半世紀以上前の街は、
 今よりもう少し混沌としていた気がします。

 お読みいただきありがとうございました。