追い詰められた自分の中に痛みがあるのなら
中谷英貴です。
ダメな自分のこと。
消えたい、死にたい、と思った自分。
これっていったい何でしょう。
私が普段いる場所のせいか、こんな言葉を随分聞きます。
私自身もかつてそんなときがありました。
よく説明される、理想の自分とのギャップ、高い理想と現実の差の話。
メカニズムはそうかもしれないけれど、それを知って理想を下げよう、となってもなぜか解決には至らない。
消えたい自分。
死にたい自分。
理想と程遠い自分。
どこから出てきたのでしょう。
どうやってできたのでしょう。
私は思うのです。
“見栄や世間体から求めたものも含めて”その根底には、その理想を実現しようとする、ある想いがあったのではないか、と。
大切な誰かのために、無理をして、心身を痛めつけ、削るようなことを続けてきて、今、とことんまで追い詰められた心境になっている。。。
そこまで自分を追いつめているのは、他ならぬ自分自身であり、その元はそうやって削り続けてきた魂の痛みです。
もしその痛みが、親兄弟や子供、大切な誰かのために、そうやって生きてきてできたものであるのなら、目をそらしたり、馬鹿にしたりせず、しっかりと正面から受け止めてみてください。
それを抱えたまま生きてきた自分。
こんなに素敵な自分って他にあるでしょうか。
その痛みは、これまで、生きる原動力になっていたのです。
そして今は自分を追い詰める力になってしまっている。
感謝して手放す時が来たのだと思います。
新しい生き方、痛みを生じない生き方を求めるときが来たのだと思います。
できることは、常に自分を意識して、誰かのため、の中に、自分の歓びを含めるようにすることです。
お読みいただきありがとうございました。