目の前の世界の解釈

中谷英貴です。

 目の前の世界と聞いて、何を思い浮かべたでしょうか。
 家族。職場。父親(母親)。夫(妻)。恋人。取り巻き。
 誰が、何が、どんな風景が脳裏をよぎったかは問いません。

 もし、極限に追い込まれて危険な状態にあるのなら、まずは即対処です。恐らくそういう方はすでに動いているでしょう。

 そうではないけれども、つまり、身の危険や生活の危機が眼前に迫っているわけではないけれど、思い描く幸せとは程遠い、何とかして変えたいんだよ。 
 
 そんなとき、一歩踏みとどまって、自分を振り返ってみてください。
 私たちは、感情を選択しています。
 それは、言わば現実に色を塗っている、とも言えます。
 
 家族の色、職場の色、父親や母親の色、夫や妻の色、恋人や取り巻きの色。
 もし、幸せとは程遠いというなら、どんな色なのでしょう。
 おどろおどろしい色だったり、不気味な暗闇の色だったり、変に臭うような色だったり、汚かったり…。そんな色の人、ほんとはどれくらいいるんでしょう。
 その色、あなた自身の思い込みではなかったりしませんか?
 
 外の世界よりももっと、自身の中に変えていくことがあると思うのは、見知らぬ私の気のせい?

 実は相手は正しくて、あなたが悪い、と言っているのではありませんよ。自分が楽に、少しでも幸せを感じて生きようとするなら、色の塗り方を変える余地がありませんか、と言っているんです。

 皆が良かれと思って生きている世の中で、どんな色を塗るかは、実は塗る側の自己評価の反映であり、世の中との接し方であったりする、と身に染みて思いだした頃から、自分が変わってきたなあ、と思い出しています。

 お読みいただき、ありがとうございました。