理不尽

中谷英貴です。

 理不尽を感じるときって、どんなときでしょう?
 理にかなってないと感じるときですよね。

 しかも、自分はそれほどやたら細かくて神経質なわけじゃない。
 ただ、筋が通っているかどうかは気にするかもしれない。
 そんな自分が気になって仕方ないほど、変だ。
 気に障る。
 不愉快だ。
 どうにも気になって他のことが手につかない。
 そんなところでしょうか。

 そこで、一歩踏みとどまって。

 もう一度。
 理不尽。
 どんな時感じるか。

 相手の表情。
 口の利き方。
 指示の出し方。
 自己主張。
 文句のつけ方。
 メールの表現。
 書類のまとめ方。
 プレゼン。
 料理の粗雑さ。
 笑い方。
 わざとらしさ。
 少ない収入。
 没頭できない仕事。
 すれ違いの伴侶。
 ギスギス感が漂う家庭。。
 人生。

 理不尽は、そう感じて、それを決め付けたときにあらわれる。
 最初からそこに理不尽があるわけではありません。
 自分は阻害されたと思ったり、苛められたと受け止めたときに、顕在化します。
 実は、あなたに向かってそうしているはずのほとんどの人にとって、そんな余裕はありません。自分を含めた誰もが、その日毎にできる範囲で、最適な状態 - 話す内容、表情、仕草、自分のペース、時間配分、休息など - を意識する中で、ホントは誰にもそんな暇はないし、悪意を誰かにぶつけることにかまけたりもしない。
 時に、八つ当たりはあるかもしれません。
 でも、ほんとの意味で理不尽といえることは、それほど多くはありません。

 それでも理不尽というならば、それははあなたへの問いかけではないでしょうか。

 それでも今の状態を続けたい?
 この先、何を基準にどう生きていく?

 すぐには結論が出てこないかもしれない。
 だからこそ、しっかり考えてほしい、とあらわれた問いかけです。

 お読みいただき、ありがとうございました。