年齢を言い訳にすることなく、できることを探し求めていこう

中谷英貴です。

 昔から、景気対策への批判を聞くたび、疑問に思うことがありました。
 私は特に支持政党などはないけれど、批判をする人は、何と比較して、どうなれば嬉しいのだろうかということ。いつの時代のどんな条件であれば良いのか。

 昔よく、親から聞かされた言葉があります。
 「この歳からそんなことできるか!」
 転職したり、健康のための運動の習慣化などは、私の親の世代には、まだ一般的ではなく、実行のハードルは確かに今より高かったかもしれません。実際、年齢を気にして、行動することなくあきらめてしまうことは、往々にしてあります。

 もっと若かったら。
 もっと元気だったら。

 ……。
 そこまで若さと元気が必要なことを、やろうとしているのかな。

 確かに、25歳でできることと、45歳でできること、65歳でできることの間には、大きなギャップがあります。
 ですが、それが、絶望する理由にまでなっているというのなら、筋違いではないでしょうか。
 それで、絶望してしまう程度ならば、おそらくその想いはさして大きなものではないのかもしれません。

 今、そのことに気づいて、
 今、この年齢だからできること、
 今、この年齢だからやりたいことが
 あると思うのです。

 過ぎた時間の振り返りを、単なる後悔にしないためにも、年齢を気にすることなく、そんなことを見つけていこうと試みてみませんか。

 それは、私たちが何者であるかという問いへの探求にもなると思います。

 
 お読みいただきありがとうございました。