まず自分の面倒をみよう

中谷英貴です。

自分の世話をすることを忘れて、周囲に『かまけて』いませんか。

生まれ育った中で身につけた感覚をもとに、私たちは社会に出た後も人や世の中を解釈しようとします。その中では、時に不利益を被ったと感じることもあるでしょう。

ある人の
立ち居振る舞い、言動に、
どうしても、
苛ついたり、
カチンとしたり、
落ち込んだり、
疎外感を感じたり、
裏切られた感じがしたり、
してしまうとき、
その相手を、どうにかしよう、変えようと思ったり、時に実行してしまったりしていないでしょうか。

見せつけてくる当人たちは、そんな気はさらさらなくて、ただそれを見聞きする側の私たちが、過去に経験してきた不快なこと、悔しいこと、哀しいこと、憤ること、残酷なこと、打ちひしがれたことに“無意識のうちに”重ね合わせて、感情を揺さぶられている。

きっと、気にかかることはいろいろあるでしょう。
理不尽を感じるときもあるでしょう。
時に感情を害したでは済まない時もあると思います。

でも、
そこに『かまける』ほど時間を無駄にすることはない。
それほど自分を痛めつけることはない。
そこまで自分を自分から遠ざける必要はない。

できるなら、そこから距離を取り、自分と仲良く過ごすことに『かまけて』ください。
自分が変わってくると、今度は勝手に相手との関係が変わっていきます。

逆説ですね。