自分で自分を受け入れる術を磨こう
中谷英貴です。
自分の過去を見直し、親との関係を見直し、自分にも親にも感謝して生きていけるようになるためには、自分が今どこにいるか、一緒に暮らしているか、ということはともかく、まずすることがあります。
よく言われるように、他人と過去は変えられません。
親も自分ではないのだから変えられない。
まず一旦脇に置きましょう。
あの、困った、残酷な、情けない、惨めな、傲慢な、…という負の感情。
そんな感情をぐっとこらえて、自分よりずっと苦労して生きてくる中で育ててくれた、…というある種の正論。
どちらにしても、同じ。
それは心のベクトルが親の方を向いている。
ベクトルを反対に向けて、自分を受け入れることに注力してください。
受け入れる、とは、素の自分を、手足のように、自分の一部として、当然そこにあるものとして、慈しみ、一緒に生きていくものだとして受け入れてください、ということです。
自分を大切にすること。
当たり前すぎると思いつつ、誰もがどこかでおざなりにしていること。
そこから始めましょう。