好きなことを見つけるまでに
中谷英貴です。
朝が憂うつな方、いると思います。
休みが終わると憂鬱な方、いると思います。
みんなそう?
いやいや、そんなことはないです。
休日という概念が必要なく充実して生きている人はいますから。
でも、なかなかそうはいかないですよね。
憂鬱…。
たいていは職場か、人と顔を合わすことに対するもので、時にはその場所が、家庭だったりすることもあります。
面倒くさい、かったるいけど、まあいいか、と気持ちを切り替えられればいいけれど、中にはそういかない方もいる。
玄関を出ようとすると吐き気がする、
朝起きると頭痛が収まらない、
歩く足が重い、
先が見えない。
家に帰ろうとすると、苦しくなる。
夕方になると憂鬱になる。
私たちは評価されてばかりの時間が続くと、自分を見失います。
評価とは、点数や収入、地位の評価ばかりではなく、叱咤や注意、批判、比較されることなども含みます。
苦しい時間が続くようになりますね。
評価が家庭とか隣近所の関係にまで入り込んでくると、素の自分でいられる平安なはずの場所が一気に憂鬱なところにかわってしまいます。
大好きなこと、没頭できること、自分なりの使命感で取り組んでいることがあれば、そんな状況にも耐えられるかもしれません。
だから巷では、好きなことをやろう、仕事にしよう、と言われます。
しかし、現実はといえば、やっぱり何もかも思い通りにいくわけではなくて、社会に出て、自活を始めて、どうも想像した生活と違うぞ、と息苦しさを感じた大人たちが、おじさんおばさんに足を踏み入れるころから、はてさて自分の好きなことってなんだったっけ?と模索しつつ、日常生活を維持するために働いている、というのが実態ではないでしょうか。
そこから逃れられている人はどれくらいいるのかな。
評価される以外の場所、人の関係、ものの見方を身につけてください。
わかってるよ、そんなこと。
そう言われるかもしれません。
でも、行動している人はどのくらいいるでしょう。
頭で予測するのではなくて、足を運びましょう。
習い事や何かの集まりがとっかかりでいいと思います。
多少なりとも興味があって、やってるときは集中できて、おうちで一息ついたときにふと次の回のことを考えている、そんな時間を探してみてください。
最初は習い事だったものが、やがて町の探索になるかもしれないし、ちょっとしたボランティアからNPOになるかもしれない、自分でホームページを立ち上げたり、新しい技術にのめりこむこともあるかもしれませんし、新規のビジネスをやるようになるかもしれません。
とにかく、楽しいこと、好きなこと、と気張ってピッタリビンゴのものを見つけようとするのではなく、時間を見て、使える額を計算して、ちょっとずつ試してみればいいと思います。
すると…
うまく好きなこと、これから続けたいことが見つかるかもしれない
相棒や伴侶や人生の仲間と出会うかもしれない
あるいは…そうではないといいのですが、没頭という感覚が期待できないほど、何かの感情に支配されている自分に気づくかもしれない。そうなると好きなこと探しの前に、過去と向き合う必要が出てきます。
そんな時は相談してみてください。
お読みいただき、ありがとうございました。